審美歯科Q&A
2015年10月26日 月曜日
えっ、妊娠すると虫歯になりやすい!? 知っていて欲しい、妊婦さんと歯の事情
妊娠すると、歯が痛くなる......ということではないです。タイトルを少しだけセンセーションにしてみましたが、知っておいて欲しいので、少し大げさにしてみました。というのも、もちろん歯が痛くなることはありませんが、妊娠中はホルモンバランスの加減で、歯肉炎になりやすい、というのがあります。軽症、或いはまだ発症して間もないくらいであれば、歯みがきをいつもより丁寧にすることで、自宅治療に成功する、ということもあり得ます。また、だ液の粘度が上がり、結果的に口の中がいつもより汚れやすくなってしまう、ということもあります。
すると、虫歯や歯周病になってしまい、重度の症状になると、胎児への影響や、最悪の場合は早産、流産などにつながることもあります。
喫煙や飲酒については気を付けておられる妊婦さんも多いのですが、口の中のことについては、あまりうるさく言われないことを、私は大変に心配しています。
こうした歯科医師のブログ、一つ一つでも注意を呼びかけていけば、やがて常識になる日が来れば......是非皆様、身近な方や、ご本人が妊婦さんの場合、お口のケアにもいつもよりいっそう気を遣うよう、ご注意頂ければ幸いです。
投稿者 かみさか歯科医院 | 記事URL
2015年10月24日 土曜日
意外と見落としがちなお口の健康、ドライマウスって......何でしょう?
ドライマウス、という言葉をご存知でしょうか? 医学的には口腔乾燥症と呼ばれるものです。何か恐ろしい口の病気なのか? と思われるかも知れませんが、実は読んで字の如く、口の中のだ液の分泌が少なくなり、口の中が乾燥することを言います。
なんだその程度か......と思われそうですが、私の以前の日記に書いていますが、だ液、つまり「つば:というものは、歯の再石灰化の一助になるなど、意外と大切な役割を持っています。それだけではなく、口臭の原因にもなりますし、虫歯ができやすくなったり、入れ歯の患者さんの場合、この入れ歯が取れやすくなったりしてしまいます。 原因は色々ありますが、口呼吸をしていたり、ストレス性のものが多く、中には薬の副作用、糖尿病に伴った症状として表れる場合があります。応急処置、という程ではないのですが、一時的には耳たぶの下辺りにある、骨の出っ張った部分を内側からマッサージしたり、ガムや酢昆布のようなものを食べることで、だ液の分泌を促して下さい。 しかし、もちろんそれだけで治ることは少ないです。もし、ドライマウスかも......と思われたら、歯医者さんの検診を受けて下さいね。
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2015年10月24日 土曜日
歯が痛い、けれども歯医者さんに行く時間がない! そんな時にできること
普段から歯みがきをしっかりしていて、どれほどオーラルケアに気を遣っていても、なってしまうときはなってしまう、それが虫歯の悲しいところです。痛くなった時に、その痛みをやわらげようとして......逆に間違ったことをしていないでしょうか?
まず、お風呂に入ること。これはいけません。何がいけないかと言うと、体の血行が良くなってしまい、結果的に痛みを増幅してしまうことが多いのです。痛いときはやはり無理はせず、なるべく安静にしていましょう。
それから、お酒を飲むこと。これも、まったくもって何の解決にもなりません。アルコールは痛みを忘れさせてくれるように感じますが、現実は非常で、そんなドラマのような展開も奇跡も無いんです。これについては、喫煙も同様に思って下さい。
そして、さんざん痛くなってから、手を出す鎮痛剤。これも実はNGです。初期段階であれば効果があることも多いのですが、どうにも効き方が鈍ることがあるらしいです。全てが、とは言いませんが、なるべく服用をするならお早めをお勧めします。
以上、歯医者さんに関する雑学でした。
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2015年10月23日 金曜日
歯が抜けてしまったときの応急処置! 知っていて損は無いかも?
私もかなり昔の記憶なので、あいまいなところが多いのですが、野球少年だった時代に、飛んできたボールが見事に顔面に衝突。歯が1本折れてしまうという事故に巻き込まれました。一度抜けた歯は当然、大人であれば生え替わらないのですが、綺麗に根本から抜けてしまった場合は、保存の仕方を間違わず、規定の時間内に挿し直せば、元に戻るということをご存知の方は、実は意外に少ないんですね。 歯科医師であれば当然と思っていることも、患者さんや一般的な方々からすれば常識ではないようです。
では、本当に何らかの事故で歯がすぽっと抜けてしまった場合、どうすればいいでしょう? 歯医者さんに向かう? ええ、それはもう、一刻も早く向かって下さい。あなたの歯は刻一刻と変化しています。それで、抜けた歯はどうしましょう。洗ってハンカチに包んで持っていく?
割とそうされる方は多いのですが、実は不正解です。歯の専用保存液というようなものもありますが、ごく普通の方には、そんなものはお目に掛かることすらありません。そこで、ごく一般的な方々にも出来る応急措置として、ベストなのは......なんと、牛乳にひたして持ってくることなんです。おおよそではありますが、数時間程度はキープが可能です。
また、自分の口の中で保護をする、というのも正解です。ただし、1時間程度しか持続しません。なので、その場合、早めにお近くの歯科医師さんに相談しましょう。時間が過ぎれば過ぎるほど、あなたの歯は終わりへと近づいています。
大変な時だからこそ、落ち着いて行動がしたいですね。
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2015年10月23日 金曜日
子供の虫歯の原因、意外なところに潜む落とし穴!
赤ちゃんの可愛さは、もはや語るまでもないことだと思います。この記事を読んでおられる中には、新米パパさん、新米ママさんもおられて、まさに幸せ一杯のご家族、という方もいらっしゃるでしょう。やんちゃな盛りですから、ついつい色々なものを口の中に入れてしまったりで、パパさんママさんも冷や冷やして、目が離せない、なんていう状態かも知れませんね。
だから、そんな風に口に入れてしまったものから、虫歯菌が入り込んでしまうんではないか? こんな相談を、治療に来られた方々から質問をされることがあります。もちろん、それも無い、とは言い切れないのですが、意外にもお子様の虫歯の原因は、ご両親にあることが多いんです。
生まれたての赤ちゃんは、当然ながら口の中に虫歯菌はいないのです。ですから、本来虫歯になることはありません。ですが、パパさんやママさんの中には、かわいすぎるお子様にキスをしてしまったり、スプーンやフォーク、箸などで、自分が使ったもので赤ちゃんに食べさせたりしていませんか? 実は、それが虫歯の原因なんです。
大人の口の中には約500種類の細菌が潜んでいて、それがキスや食器を通じて、お子様の口に運ばれると......? もう、おわかり頂けましたよね。お子様の健康を願うなら、ほんの少し、食器や環境に気を遣ってみて下さい!
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